令和4年
昨年末、県内のコロナ感染者が0人の日が続き、トンネルの出口の光が見えたかのように思いましたが、残念なことに現在、オミクロン株が猛威をふるっています。
症状は軽いとの見方もありますが、喉に激痛があり、食事がまったく摂れないという報告もあり、どんな後遺症が残るかわかりません。現在は若い人に感染者が多く、もし、基礎疾患のある高齢者に拡大感染すれば、高率に重症化すると言われています。
私たちにできることは、基本に忠実に予防策を講じるしかありません。
1)不要不急の外出を避ける。家族にも協力をお願いする。
2)マスクをし、外すときもマスク表面を触らない。手洗いをしっかりする。
3)3密、密閉空間、密集場所、密接会話の一つ一つを丁寧に避ける。
4)病院では、自分は新型コロナウィルスを持っていると思って、患者さんとも、同僚とも、濃厚接触者にならないように、標準的な予防策を行う。
最近の濃厚接触者の定義は、
「新型コロナウィルス感染症のPCR検査陽性になった者(患者)と、感染の可能性のある期間(症状が出る2日前から入院等になるまでの期間)に接触し、以下の範囲に該当する場合は濃厚接触者と定義されます。
ⅰ)患者と同居あるいは長時間の接触(車内・航空機内等)があった者
ⅱ)感染防護(マスクの着用など)なしに、患者を診察、看護もしくは介護をした者
ⅲ)患者の気道分泌液もしくは体液などの汚染物に直接触れた可能性のある者
ⅳ)手で触れることのできる距離(1メートル)で、必要な感染予防策なしに患者と15分以上の接触のあった者
決して、病院の中では、自分の濃厚接触者をつくらないようにしてください。
患者さんを守るため、自分自身を守るため、家族を守るため、同僚を守るために、愚直に予防策を講じるしかないことを、理解してください。師長はもちろんのこと、職員は、お互いに、厳しい目で、他の職員の行動を見て、注意し合ってください。
もし、同居している家族に、患者や濃厚接触者が出た場合、師長に中予保健所で聞いた指針を配っていますので、必ず師長に電話で相談してから、行動してください。
令和4年1月24日