砥部病院高齢者こころのケアセンターは認知症治療病棟として平成17年（2005年）に開設されました。そのひとらしさを最大限尊重し、そのこころに寄り添う「パーソン・センタード・ケア」を運営理念として追求してきました。認知症は暮らしと周囲のひととの関係性に困難をもたらします。
 当センターではご本人の認知機能、身体症状、心理状態、おかれた環境を正当に評価し、問題を整理し、その解決の道筋をご本人、ご家族とご一緒に考えます。幸いなことに地域には当センターの活動に共感してくださる大勢の仲間がいます。その仲間もチカラになってくれます。ご本人をあるがままに受け入れ、失ったことで暮らしに困らないよう知恵を絞り、まだまだできるチカラを発揮できる場を造ることで生きる喜びを取り戻されることが私たちの願いです。