いよいよ平成25年12月15日、介護付有料老人ホームTo-be（トゥービー）がオープンします。今日はTo-be（トゥービー）に込められた5つの意味について説明しましょう。
　1.新渡戸稲造は「何をなすべきか”To do”よりも、どうあるべきか”To-be”の方が大切である」と旧制第一高等学校の生徒に教えています。To-be（トゥービー）では「今、目の前にいらっしゃる入所者に喜んでいただくこと」を施設のあるべき姿とし、職員の心の軸とします。
　2.クラーク博士は札幌農学校において「少年よ大志をいだけ」という演説をされました。「それはお金のためでも、自分の欲のためでも、名誉のためでもない」と続き、「人間が人間としてあるべき姿すべてに到達できるように大志をいだけ」”Be ambitious for attainment of all the man ought to be”と結んでいます。人間は最期の時を迎えるまで進化しつづけると言われています。今、目の前にいらっしゃる高齢者の方が、「人間としてのあるべき姿」に到達できるようにお手伝いをする施設を目指します。従ってTo-be（トゥービー）とは”Man ought to be”の”to be”です。
　3.ハムレットの有名な台詞に”To be or not to be:that is the question”「生きるべきか、死ぬべきか。それが問題だ」というのがあります。To-be（トゥービー）は「生きるべき」を表し、しかも、より良く生きていただきたいという祈りが込められています。
　4.To-be（トゥービー）は「砥部」を表します。砥部町の人々に愛され、親しまれ、気軽に遊びに来ていただける施設を目指します。
　5.To-be（トゥービー）は「飛べ」とも読めます。飛躍することを意味します。老人ホームとしてのあるべき姿を軸として、最善の介護、看護、医療を投入し、一層の飛躍を目指します。
　どうですか、皆さん。なかなかいい施設が出来つつあると思いませんか。介護付有料老人ホームTo-be（トゥービー）で働く人たちも今日から私たちの仲間です。「今、目の前にいらっしゃる方を喜ばせること」は私たちの心の軸であり、決してマニュアル化するものではありません。心の中で一歩、二歩と進めていくものだと思います。
平成25年10月21日